keepalivedというサーバの信頼性を高めるためには、かかせないツールがあります。
去年の秋ぐらいにちょっと話題になったツールで、はてなでも便利に活用して、「もはや、keepalivedなしでは生きていけない」と言っても、過言ではないぐらいです。
ちなみに、keepalivedがどういうツールかというと、いわゆるお手軽ロードバランサで、バックエンドにウェブサーバやDBサーバが複数ある時に、死活監視をしつつ、適切にトラフィックを分散してくれます。さらに、keepalivedを2台構成にすると、VRRPというプロトコルで障害時に論理IPを付け替えたりもしてくれます。さらにさらに機能は豊富なのですが、とても説明しきれません。もっと、分かりやすい説明は、このあたりを探れば、じゃかじゃか出てくるので、そちらを参照してください。
今回の本題は、keepalivedをヘビーに使い出すと、設定ファイルが、極めて長くなるのに、それを分割する手段がない!ということに対する解決案です。いわゆる「include」ディレクティブです。それがあれば、
include conf.d/*.conf
とすることで、設定ファイルを用途ごとに分割できて、「あー、スッキリ」という次第。
パッチの細かい説明は以下に書いておきました。
本家devel MLにもパッチを投げてみたのですが、どうなるでしょう。