今年の振り返りを兼ねつつ、ロンドン雑感です。
2016年の最大の変化はなんと言っても、はてなからメルカリに転職し、ロンドンに引っ越してきたことです。
ロンドンに引っ越したのは11月末なので約1ヶ月となります。Web系ではロンドンなどヨーロッパ方面に行く人は周りにもほとんどいないので、いろいろあることないこと吹き込まれましたが、滞在1ヶ月の所感を書いてみます。
- 「冬はとにかく日が短かくて天気が悪い」説
- 先週の冬至のロンドンは日の出が8:05、日の入りが15:51と、だいぶ日が短かくなっています。事前に思っていたよりは慣れるもので、朝の薄暗い雰囲気や夕方になるころにはもう暗いとかは、こんなものか、と思えばこんなものとして過ごせるものだな、と思います。
- どんよりした天気が続くのは確かで、だいたい曇り空です。ただ雨が一日降ることはほとんどなく、曇りか小雨がほとんどで、たまに晴れるといったところです。日が短いのもあいまって、インドア生活が捗ります。
- 「とにかく飯がまずい」説
- これは相当にいろいろ言われたのですが、実際のところはそれほどまずいということはなく、美味しいものも多いです。とは言え、寿司・刺身などの和食についてはかなり高い金額を出さないと質の高いものを食べられないのはその通りだと思います。インドカレー・中華あたりはそれほど高くなく、かなりうまいものを食べられます。またスーパーでの食材はけっこう安く(20%の消費税(VAT)も非課税になる)、特にフルーツは安い(ブドウ1パックで2ポンド(=300円弱)など)ので、フルーツを食べる機会は増えました。
ロンドンの街としての重厚感はさすがで、歩いているだけでも歴史を感じます。個人的には累計10年過ごした京都に近いとも感じます。街並みの古さや、宗教施設(とうぜんこちらでは神社仏閣ではなく教会ですが)の多さ、アメリカ(東京)に対する距離感などなど。このあたりはまだ1ヶ月の所感なので徐々に変ってくるとは思いますが。 またヨーロッパの各国が近いというのはかなり良く、どこか一泊で合宿に行こうか、という時もフランスやスペインあたりが候補になります。LCCをうまく使えば2、3万円ぐらいで往復できたりするらしいので、東京から北海道・九州に行くぐらいの感覚です。会社の同僚でもちょっとした週末にイタリアに遊びに行ってきた、という話はよく出ます。
今年の主なアウトプットは、以下の3つぐらいですね。転職してからはあまりアウトプットできていないので、来年はもうちょっと発信できればと。
- Goのcontributorに名前を載せることができた
- WEB+DB PRESS Vol.95に「機械学習×サーバ管理」という寄稿をした
- dots conference spring 2016で「10年間戦えるWebサービスのスケールアウト/アップ」という話をして「僕たちは「新しい技術」で生き残る テクノロジーで未来のビジネスをつくる戦略会議」に採録された。
最後にメルカリではロンドンで働いてみたい人を募集しています。最近もエンジニアとして英語圏で働く是非の話で盛り上がっていましたが、ロンドンでもシリコンバレーとはまた違った英語圏での働き方ができるかと思います。海外に行くにあたってVISAの話は避けては通れないですが、メルカリではVISAサポートもちゃんとしています。興味ある方は是非ご連絡ください。学生の人向けにもなにかできないか検討中です。
ソフトウェアエンジニアとしてヨーロッパというのはあまりイメージが分かないかもしれないですが、以前軽く調べたところ*1、GitHubのアクティブユーザー数ではイギリスは第2位で、人口比でいくとアメリカと同等のアクティブさです。技術カンファレンスも数多く開催されていますし、技術的刺激という意味ではそれほど遜色ないんじゃないかと思います。今年はいけなかったですが、来年はカンファレンスにもいくつか行ってみようと思っています。
gb.wantedly.com gb.wantedly.com
というわけで、ではまた2017年に!